おうちでできる認知症予防とコミュニケーションのコツ

「最近、親の物忘れが気になる…」「認知症と診断されたけど、進行を少しでも遅らせたい…」年齢を重ねると、認知症への不安を感じる方も多いのではないでしょうか。訪問看護の現場でも、認知症は身近な疾患です。今回は、認知症予防に役立つ脳トレーニングと、コミュニケーションのコツをご紹介します。

脳トレーニングで脳を活性化しましょう

脳は使えば使うほど活性化します。認知症予防には、脳を刺激する「脳トレーニング」が効果的です。

おすすめの脳トレーニング

• 計算問題：簡単な計算問題を解くことで、脳の計算能力を維持・向上させます。
• 漢字パズル：クロスワードパズルや漢字ナンクロなど、楽しみながら脳を活性化できます。
• しりとり：語彙力や記憶力を鍛えることができます。
• 塗り絵：創造性を刺激し、脳を活性化します。
• 演奏：聴覚を刺激し、脳の活性化に繋がります。

脳トレーニングのポイント

• 毎日少しずつ続ける：継続が大切です。
• 楽しめるものを選ぶ：難しい問題よりも、楽しめるものを選びましょう。
• できたことを褒める：達成感を感じることで、やる気が続きます。

コミュニケーションで心の繋がりを深めましょう

心の繋がりを築く上で、コミュニケーションはとても大切です。

コミュニケーションのコツ

• ゆっくり、はっきり話す：早口や小さな声は聞き取りにくいので、ゆっくり、はっきりと話しましょう。
• 目を見て話す：目を見て話すことで、安心感を与え、円滑なコミュニケーションが取れます。
• 否定しない、命令しない：「違う」「ダメ」などの否定的な言葉や命令口調は、相手を傷つける可能性があります。
• 昔の思い出を話す：楽しかった思い出を共有することで、心の繋がりが深まります。
• スキンシップを大切にする：手を握ったり、肩を叩いたりするなどのスキンシップは、安心感を与えます。

コミュニケーションのポイント

• 相手のペースに合わせる：焦らず、相手のペースに合わせて話しましょう。
• 共感する姿勢を持つ：相手の気持ちを尊重し、共感する姿勢を大切にしましょう。
• 表情やジェスチャーも活用する：言葉だけでなく、表情やジェスチャーも活用して伝えましょう。

訪問看護で認知症ケアをサポートします

訪問看護では、認知症の方の生活をサポートしています。

• 服薬管理：正しい服薬をサポートし、症状の安定を目指します。
• 食事指導：バランスの取れた食事を提案し、健康維持をサポートします。
• リハビリテーション：運動機能の維持・向上を目指し、日常生活動作の自立をサポートします。
• 精神的なケア：孤独感や不安感を軽減し、心の安定をサポートします。

認知症ケアでお困りの方は、ぜひ訪問看護のご利用をご検討ください。専門的な知識と技術を持った看護師が、あなたとご家族を支えます。

参考URL：訪問看護師が教える！おうち介護〜認知症〜